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帰国しています

2014.11.10(Mon) | EDIT

前回のブログがへこみまくりの記事だったため、一部ご心配をいただいておりましたが、大丈夫です。
無事日程をこなし帰国しております。
本当に自分の力不足を痛感してはいまして、新曲の1曲などゲネプロでさえきちんと演奏できず、最後までちゃんとできたのは本番のみ、という綱渡りなものもあったり、いつもの海外での充実感にはなかなか届かずに自分自身ではらはらしておりました。
しかし、うまくいかないからこそ、最後の最後まで演奏であったり、道具の選択だったり、試行錯誤を繰り返すことができましたし、今回はじめて日本の楽器を扱って作曲にとりくんだ若い作曲家さん(彼の作品は一絃琴ではなかったのですが)から新しい作曲家さんにつながってまた新たな展開が生まれそうな予感ですし、苦しんだことは今後のために(直近の未来ではないかもしれませんが)きちんとつながっていきます。

全員集合_convert_20141110140753
全員集合!

ちなみに別のコンサートでの舞台袖から。本人が舞台に立っているときは写真とれませんからね、舞台写真って少ないんです。
舞台袖_convert_20141110141141

今回は立奏台必須でしたので大荷物でした。でも最新のケースを亀の親子状態にして、カバーはオートクチュール!(笑・母の手作りです。今までも何度かケースの作成は依頼していましたが今回の出来がベストでした。)
壊れ物のタグは私の手書きです。なんと家内工業的手作り感満載なんでしょう。

荷物2_convert_20141110141747

荷物_convert_20141110141724

fragile_convert_20141110141807.jpg

現地では着物でこの大きな琴セットをもち、コロコロに部品やら楽譜やら入れ必要な時はリュック状態にし、貴重品やらは斜めがけのバッグ。完全に疎開する避難民でした・・・。それでも箏の方に比べたら少ない荷物です。





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Category: 一絃琴 

14:23 | Comment(-) | Trackback(0) | PageTop↑

コンサート コンサート

2014.11.01(Sat) | EDIT

連日のリハやらプレゼンテーションに追われる毎日。あっという間に一日が終わっていきます。気が付くともう11月。おそろしいです。
今回ほど、自分の力不足を痛感したことはないと思うほど、とまどい、苦しんでいます。明日からコンサートが続きます。明日こそは挽回と思いつつ、それがかえって空回りになってはいけないと思ったり。心と体がここにないような感覚。海外であまり感じたことがないなあ、とか友人にダメダメな自分についてメールしながら気がついた。私、音追うだけで精一杯だ。いや、力不足だからそれで精一杯なのは仕方ないのですが、それでも、できるところまでも足をひっぱっているかもしれない。もっと深いところにもちゃんと気持ちを向けなければ!とつくづく思っています。
明日、あさってが少しでも深いものになりますように。

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Randy Raine-Reusch の作品"October Moon"の稽古中。これは耳と心を傾けやすい作品。




Category: 海外

17:39 | Comment(-) | Trackback(0) | PageTop↑

プロフィール

seikyodo

Author:seikyodo
清虚洞一絃琴宗家四代。日本の伝統音楽でありながら日本人にほとんど知られていない一絃琴。一絃琴はシンプルでありながら、哲学をもって人の心を平らかにする力を持っている。この一絃琴の演奏と教授をおこなっている。
伝統芸能の家元というと「完璧にできあがった、年齢を重ねた人」のイメージがあるが、実際まだまだ若輩者なので、逆にその年齢も生かして活動していきたいとも思っている。
Kermit the Frogをこよなく愛する

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