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音と音の間に耳を傾ける 鞍馬寺義経祭奉納演奏

2016.11.01(Tue) | EDIT

ニューヨーク リハーサルと小さな演奏会の旅から帰ってきた9月中旬から10月末まで怒濤の日々となりました。ブログもfacebookもほとんどupできない日々。まあ、日頃からなかなかupしなくて、もうやめちゃったのかと思いました〜などと言われたりもしておりますが、基本大きな行事があった時には記録という側面もありますのでupしていこうとしています。しかし、今回は本当に無理でした。ということで何回かにわたり、遡って記録してまいりましょうと思います。記憶力の低下もありまして、大分薄れてきておりますが頑張っていきましょう。

毎年奉納演奏をさせていただく鞍馬寺さんに今年も伺わせていただきました。

9月15日恒例鞍馬寺義経祭に引き続き9月17日、18日に浜松市楽器博物館でのワークショップ、ミニコンサートがあるということ。ワークショップの荷物が結構大きくて車でないと運べないこと。東京から京都の中間に浜松があるのに、東京に戻ってしまうのも勿体ないということで、まず浜松まで車でむかい、浜松に車を置いて新幹線で京都に入りました。
浜松は車で行くのは初めてのこと。静岡県とたかをくくってました。ほとんど名古屋じゃないですか(笑)。結構時間がかかってなかなかハードな楽しいドライブとなりました。

鞍馬寺さん、昨年はケーブルカーが工事中で全行程山登りとなりましたが、今年はケーブルカーリニューアルで、しっかり使わせていただきました。ありがたいことでした。大分涼しい日ではありましたが、それでも9月はまだまだお暑くて、山登りの挙げ句の演奏は汗だくになってしまいます。

さてさて前置きが大分長くなってしまいました。
今年は午前の法要が終わり、午後の一絃琴の奉納の前に、素晴らしい笛と舞踊の奉納がありました。陪席させていただきました。名人でありながらコンテンポラリーのような力強い舞と謡、そして激しい能管の音。この後に一絃琴の音と歌は酷というものではないかしら、とまで思いながら拝見しておりました。

すべてが終わり、一度控え室に戻り、心を整えて一絃琴に向かいます。それでも大きな本堂の中で一絃琴の音は寂しすぎてしまうのではと案じながら琴に向かいました。演奏は齋藤一蓉作詞・作曲「偲義経」です。
いつもより静かに、いつもよりもゆっくりと、激しく力強いご演奏とは真逆かもしれない、一絃琴のよさとは何ぞやと自問自答しながら演奏をいたしましたところ、音と音の間により集中し、耳を傾けることができ、いつもと異なる(よい意味で)演奏をすることができ自分でも驚いた次第です。皆様にもお褒めの言葉を頂戴しました。

毎年お聴きくださいます鞍馬寺の曽根様には「ぴんとはった湖面に月が浮かんでいるような、そして最後に歌う『夏草やつわものどもが夢のあと』の一節がとても哀しく聴こえました」と感想をいただきました。

十五夜の夜、曽根様のおっしゃったぴんとはった湖面の月を再び思い出しておりました。

そして、この日にいただいた散華の言葉は

「深く静かで穏やかなる湖水のごとく賢者は心理を聞きて静かなり」

曽根様はどの散華を私が手にしたかはご存知ありません。私も手帳に貼っておきながら、今まで気づいておりませんでしたが、なんとこの日にぴったりなお言葉でしょう。

P1040983.jpg
写真は去年の奉納の模様です。



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Category: 一絃琴 

22:36 | Comment(-) | Trackback(0) | PageTop↑

プロフィール

seikyodo

Author:seikyodo
清虚洞一絃琴宗家四代。日本の伝統音楽でありながら日本人にほとんど知られていない一絃琴。一絃琴はシンプルでありながら、哲学をもって人の心を平らかにする力を持っている。この一絃琴の演奏と教授をおこなっている。
伝統芸能の家元というと「完璧にできあがった、年齢を重ねた人」のイメージがあるが、実際まだまだ若輩者なので、逆にその年齢も生かして活動していきたいとも思っている。
Kermit the Frogをこよなく愛する

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